同じ学習環境にあっても、高学年になってグッと学力が伸びる子といくら努力をしてもなかなか
上手くいかない子がいます。この違いはどうして生まれるのでしょうか?
それは、頭が柔軟に育つ幼児から小学1、2年生までにどれだけ幅広く知的な刺激を受けたのかが、
知能の発達に、さらには学習の吸収力に大きな影響を与えていたからです。
知能の発達は遺伝ではありません。育った環境によって良くも悪くも変化します。つまり教育の質
が大事なのです。小さいうちから「教えられ」て「できる」環境に慣れてしまうと、自力で考える
力が弱ります。受験期になって頑張れば頑張っただけの結果が得られるように、幼少期には学習の
吸収力を高める意欲や好奇心を、少年期にはしっかりとした思考力を育てることが大切です。
「自力で考える」機会を奪わないことです。例えば、以下のような関わり方が効果的です
子どもが何か疑問を持ったとき、すぐに正しい答えや知識を教えるのではなく、「どうしてそうな
ると思う?」、「他に方法は?」と問いかけ、子ども自身に考えさせます
パズルやブロック遊び、工作などで失敗しても、すぐに手助けせず、自分で解決策を見つけるまで
待ってあげることも大切です
図鑑を見たり、博物館に行ったり、自然の中で遊んだりして、様々なものに触れる機会を増やします。
新しい発見が知的好奇心を刺激するのです。
子どもが発する「なぜ?」に真摯に付き合い、一緒に考えたり、調べたりする姿勢を見せましょう。
「楽しかった」で終わらせず、「どういうところが楽しかった?」、「もし〇〇だったらどうなったと思う?」
のように、答えが一つではない質問を投げかけ、考えを深める練習をします。
たとえ子どもの考えが未熟でも、否定せずに最後まで聞き、受け止めることで、「考えてもいいんだ」
という意欲を育てます。
できる限り、宿題や次の行動についていちいち細かく指示するのではなく、自分で計画を立てさせ、
責任を持たせるようにします。
習い事などでスケジュールを詰め込みすぎず、子どもが自分で遊びや考え事をする「余白の時間」を
作ることが、自発的な思考力を育みます。
次の学習への意欲や、複雑な課題に取り組む際の粘り強さにつながっていきます。



